今日はマニュアルモードで撮影をする方法をお伝えしていきます。
今まで、絞り優先モード(A or Av)やシャッタースピード優先モード(S or Tv)等
オートモードでは無いにしろ、セミオートと言われるモードで撮影を進めていきました。
そして、今回はマニュアルモードでの撮影です!
何故マニュアルモードを学ぶのか?
マニュアルモードを学ぶ理由は一つ
「カメラ任せのモードから自分でイメージした写真を撮るため」
って事なんですね!
絞り優先モードは
被写界深度を作る事ができ、
シャッタースピード優先モードは
動きのある写真を作る事ができます。
ただいずれのモードでも、
どちらかを得ようとするとどちらかを失う時もあり、
シャッタースピードを早くして、被写界深度も深い(F値16ぐらい)
写真を作ろうとすると、上手くいかないものです。
そこでマニュアルモードで撮影をする事で、
背景をボカすボカさない等の被写界深度も調節しながら、
シャッタースピードで動きのある写真への調整もする事ができます。
こんな写真もシャッタースピードを上げながら、
被写界深度は深くなっているのがわかります。
こんな写真もマニュアルモードならではの写真です。
それでは早速いってみよう!
まずマニュアルモードでの撮影で重要になってくるものが
露出メーターです。
僕はNikonの機種を利用してるので、
サブディスプレイにこんなメーターが出てきます。
このメーターこそが露出メーターとなります。
これは文字通り、露出(写真の明るさ)を決定づける為の羅針盤みたいなものです。
このメモリがプラス側になると「明るい写真」となり、
逆にマイナス側になると、「暗い写真」となるんですね。
マニュアルモードでの撮影コツ
STEP1
露出メーターを読む
この露出をメーターを見ながら撮影をしましょう!
カメラの機種にもよりますが、半押しすると
ピントを合わせる時に「測光(そっこう)」してくれます
※測光とは光を測る数値の事を指します。
測光については、別の記事で案内します
STEP2
メーターに基づいて・・
露出メーターで露出数値が決まったら、
明るめの写真にしたいのか、暗めの写真にしたいのかを
自分がイメージした露出(明るさ)を決定してください。
STEP3
シャッタースピードを合わせる
次はシャッタースピードを合わせていきましょう!
F値は一旦固定して、シャッタースピードを決めてください
前の記事シャッタースピード編
※以前の記事を参考に
シャッタースピードを速くする事や遅くする事で、
伝わる写真が変わってきますので、イメージしてくださいね!
因みに標準は1/125秒 ぐらいの設定が手ぶれもしにくく
そこまで動かない被写体であれば、綺麗に撮影する事ができますよ!
STEP4
絞りを設定しましょう!
※シャッタースピードは固定です
この絞りを変更する時に、露出メーターが変わってくるので、
よく見て調整をしてください!
STEP5
被写界深度&ISO感度設定
被写界深度をどこまで深くするかを決めてください
被写界深度についてはこの記事で書いてますので見てください
ボケ感を出す時は、「浅く」全体的にクッキリさせたい時は「深く」しましょう!
その時に、深くする時はF値の数値も上がる様になるので、
レンズから入ってくる光の量が少なくなり、
露出はアンダー気味になりますので、そこで「ISO感度」を調節しよう!
ただこのISO感度は上げれば良いってものでは無いので、
上げすぎてしまうと、ノイズが入って、画質が悪くなるんですね。。
ですので、ISO感度は100に近い数値で抑えるように・・
ただ室内とか、フラッシュを炊けない暗所の所では、
ISO感度をあげるしかありません。
ってな感じでマニュアルモードにチャレンジしてもらえればなと・・
まずはやってみる事です!!
このマニュアルモードをマスターすると、
光を自在に操る事ができるようになりますので、
習得して、オートモードに頼らない撮影をしていきましょう!
それではまた!