今日はマニュアルモードで撮影をする方法をお伝えしていきます。

今まで、絞り優先モード(A or Av)やシャッタースピード優先モード(S or Tv)等
オートモードでは無いにしろ、セミオートと言われるモードで撮影を進めていきました。

そして、今回はマニュアルモードでの撮影です!

何故マニュアルモードを学ぶのか?

マニュアルモードを学ぶ理由は一つ
「カメラ任せのモードから自分でイメージした写真を撮るため」
って事なんですね!

絞り優先モード
被写界深度を作る事ができ、

シャッタースピード優先モード
動きのある写真を作る事ができます。

ただいずれのモードでも、
どちらかを得ようとするとどちらかを失う時もあり、
シャッタースピードを早くして、被写界深度も深い(F値16ぐらい)
写真を作ろうとすると、上手くいかないものです。

そこでマニュアルモードで撮影をする事で、
背景をボカすボカさない等の被写界深度も調節しながら、
シャッタースピードで動きのある写真への調整もする事ができます。
cross-motorcycle-668381_1920
こんな写真もシャッタースピードを上げながら、
被写界深度は深くなっているのがわかります。
こんな写真もマニュアルモードならではの写真です。

それでは早速いってみよう!
まずマニュアルモードでの撮影で重要になってくるものが
露出メーターです。

スクリーンショット 2016-07-15 9.17.03

僕はNikonの機種を利用してるので、
サブディスプレイにこんなメーターが出てきます。

このメーターこそが露出メーターとなります。

これは文字通り、露出(写真の明るさ)を決定づける為の羅針盤みたいなものです。

このメモリがプラス側になると「明るい写真」となり、
スクリーンショット 2016-07-15 9.33.08
逆にマイナス側になると、「暗い写真」となるんですね。
スクリーンショット 2016-07-15 9.33.26

マニュアルモードでの撮影コツ

STEP1
露出メーターを読む

この露出をメーターを見ながら撮影をしましょう!
カメラの機種にもよりますが、半押しすると
ピントを合わせる時に「測光(そっこう)」してくれます
※測光とは光を測る数値の事を指します。
測光については、別の記事で案内します

STEP2
メーターに基づいて・・

露出メーターで露出数値が決まったら、
明るめの写真にしたいのか、暗めの写真にしたいのかを
自分がイメージした露出(明るさ)を決定してください。

STEP3
シャッタースピードを合わせる

次はシャッタースピードを合わせていきましょう!
F値は一旦固定して、シャッタースピードを決めてください
前の記事シャッタースピード編
※以前の記事を参考に

シャッタースピードを速くする事や遅くする事で、
伝わる写真が変わってきますので、イメージしてくださいね!
因みに標準は1/125秒 ぐらいの設定が手ぶれもしにくく
そこまで動かない被写体であれば、綺麗に撮影する事ができますよ!

STEP4

絞りを設定しましょう!
※シャッタースピードは固定です

この絞りを変更する時に、露出メーターが変わってくるので、
よく見て調整をしてください!

STEP5
被写界深度&ISO感度設定

被写界深度をどこまで深くするかを決めてください
被写界深度についてはこの記事で書いてますので見てください

ボケ感を出す時は、「浅く」全体的にクッキリさせたい時は「深く」しましょう!

その時に、深くする時はF値の数値も上がる様になるので、
レンズから入ってくる光の量が少なくなり、
露出はアンダー気味になりますので、そこで「ISO感度」を調節しよう!

ただこのISO感度は上げれば良いってものでは無いので、
上げすぎてしまうと、ノイズが入って、画質が悪くなるんですね。。

ですので、ISO感度は100に近い数値で抑えるように・・
ただ室内とか、フラッシュを炊けない暗所の所では、
ISO感度をあげるしかありません。

ってな感じでマニュアルモードにチャレンジしてもらえればなと・・
まずはやってみる事です!!

このマニュアルモードをマスターすると、
光を自在に操る事ができるようになりますので、
習得して、オートモードに頼らない撮影をしていきましょう!

それではまた!